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2012/07/05

「不眠の科学」出版のお知らせ

「不眠の科学」出版のお知らせ
朝倉書店より『不眠の科学』(井上雄一 ・岡島 義 編)を出版しました

朝倉書店サイト

内容:不眠の知識,対策,病態,治療法等について最新の知見を交え詳解。認知行動療法マニュアル付

2012/07/01

第36回日本睡眠学会 ベストプレゼンテーション賞を受賞しました

日本睡眠学会第37回定期学術集会 ベストプレゼンテーション賞(2012年6月28日ー30日, 横浜)

閉塞性睡眠眠時無呼吸症候群における呼吸関連指標の自然経過に関する検討
林田健一,小林美奈,難波一義,植木洋一郎,樋上 茂,井上雄一

ミュンヘン・パラソニア・スクリーニング(MUPS)日本語版の作成
駒田陽子,R ブルーヘルマンス,渡邉 綾,仲野小絵,西田慎吾,井上雄一
2012/07/01

NHKニュース

市民公開講座の模様がNHKニュースで報道されました。
(NHK NEWS WEBより)
眠れない高齢者には"遅寝"も大切
6月30日 20時23分
日本睡眠学会の市民講座が横浜市で開かれ、高齢者の不眠の問題に詳しい専門家が、眠れないまま寝床にいると症状が悪化することが多いとして、いつもより遅く寝るよう心がけることも大切だと呼びかけました。

市民講座は、高齢化に伴い、不眠に悩む人が増えていることを受けて、日本睡眠学会が開きました。
この中で、国立精神・神経医療センターの三島和夫部長が、年をとるほど睡眠時間は短くなり、70代の人では実際には6時間ほどしかっていないのに、寝床にいる時間は9時間近くになるという調査結果を紹介しました。
そのうえで、「眠れないまま寝床にいるとストレスで不眠の症状が悪化することが多い。不眠に悩んでいる高齢者は、効果的な睡眠をとるため、いつもより1時間から1時間半程度遅く寝るといった工夫も大切だ」と述べました。
また、東京医科大学の井上雄一教授は、睡眠のリズムは、日光を浴びることで調整されるため、朝早く目が覚めてしまう人は、早朝の散歩を避けるなど光を浴びる時間を遅らせることが効果的とアドバイスしました。
講演した国立精神・神経医療センターの三島部長は、「眠れなければリビングで有意義に時間を使うなどメリハリをつけてほしい」と話していました。
2012/06/28

日本睡眠学会第37回定期学術集会のお知らせ

日本睡眠学会第37回定期学術集会のお知らせ

大会長 井上 雄一

 2012年6月28日(木)〜30日(土) パシフィコ横浜において、「睡眠研究 新世代への架け橋」をテーマに掲げ、日本睡眠学会第37回定期学術集会を開催いたしました。本会では、多くの若手の研究者にご登壇いただき、基礎・実験心理、社会学・臨床のすべての分野での最近の進歩を、できるだけもれなく紹介することを目指しました。内科学第二講座山科教授に副会長をお願いしたのは、昨今進歩の目覚ましい循環器領域の研究をクローズアップしたいとの意図からです。また、会期を3日間(3日目は睡眠呼吸障害研究会と同時開催)に延長したのは、できるだけ多くのシンポジウムを取り上げたいと思ったからですが、結果的には50近くの濃密なシンポジウム・ワークショップを行うことができ、非会員シンポジストを50名以上迎えることができたこと、参加人員が2000名を上回ったことから、ほぼ目標を達成できたものと安堵しております。
海外からの招待講演としては、カリフォルニア大学からS.Ancoli-srael教授、トロント大学からT.Douglas Bradley教授にお越しいただき、それぞれ「睡眠の老化と性差」、「睡眠時無呼吸症候群の最新の治療」に関するご講演をいただきました。また私自身は、「司法と睡眠」と題して、睡眠問題が関連した可能性のある社会的事件を鳥瞰し、睡眠学の社会的重要性と対応のあり方についてお話させていたきましたが、このテーマは昨年暮れから各方面で議論を呼んでいる道路交通法の改訂とも関連するものであり、今後も睡眠研究者が取り組むべき当学会の重要課題であると確信しております。他学会・組織との合同シンポジウムとしては、日本老年医学会、日本公衆衛生それぞれとの合同シンポジウム、JAXA・日本睡眠学会宇宙睡眠研究会合同シンポジウムを行いました。これらの内容は、それぞれ迫力のある重要なものであり、時間をおいて将来もう一度行うことができればと感じております。 一般公演としては、期待通り睡眠科学、社会学、医師薬学について多様なフィールドからの演題が集まりましたが、臨床系では睡眠時無呼吸症候群での循環器系合併症に関するものと、不眠症の病態・治療についての発表が増えてきているとの印象をもちました。また不眠症に関しては、今回より学会に併設する形で「不眠に対する認知行動療法」のセミナーを教育委員会主催で開催することになり、第1回セミナーを30日午後に行いましたが、最終日であるにもかかわらず、100人程度の参加者が集まり、今後のこの領域での進歩が期待できるものと確信しております。
最後になりましたが、本学術集会の開催にあたり、ご支援、ご協力を賜りました皆様に深く御礼申し上げます。


2012/06/25

生涯教育セミナーのご案内

日本睡眠学会「第7回生涯教育セミナー」を開催しました

日時:2012年8月26日(日)9:00〜16:45
場所:東京医科大学病院
対象:学会認定医師、認定歯科医師、認定検査技師
参加費:8,000 円(テキスト代込、弁当代は別途)

プログラム
テーマ「過眠症」
過眠の疫学 兼板佳孝(日本大学)
ナルコレプシーと特発性過眠症の評価と治療 神林 崇(秋田大学)
過眠をきたすその他の疾患の実態と対応 田ヶ谷浩邦(北里大学)
睡眠時無呼吸の眠気の評価と対応 林田健一(スリープ&ストレスクリニック)
反復性過眠症 碓氷 章(睡眠総合ケアクリニック代々木)

ミート・ザ・エキスパート
睡眠時無呼吸‐上気道形態を中心に 對木 悟(財団法人神経研究所附属睡眠学センター)
むずむず脚症候群と周期性四肢運動 岡 靖哲(愛媛大学)
睡眠薬の基礎と臨床 山寺 亘(東京慈恵会医科大学)
小児睡眠呼吸障害判定のこつ 八木朝子(太田睡眠科学センター)
MSLT 検査法の全て 川名ふさ江(虎の門病院)
2012/06/25

睡眠医療・技術セミナーのご案内

日本睡眠学会「第9回睡眠医療・技術セミナー」を開催しました

日時:2012 年8 月26 日(日)
東京医科大学病院
参加人数:100 名
参加費:7,000 円

プログラム
睡眠障害とPSG 総論(大阪大学 三上)
睡眠呼吸障害とPSG 総論(日本大学 赤星)
PSG のためのME(北里大学 伊賀)
PSG 総論(大阪回生病院 杉田)
MSLT 総論(藤田保健衛生大学)
認定レポートの書き方+認定試験内容の説明(太田総合病院 山城)
PSG スコアリングと症例講義装着実習
(睡眠総合ケアクリニック代々木 難波、霧が岡つだ病院 森槌、太田西の内病院 黒崎)
2012/06/25

睡眠科学研究講座のご案内

睡眠科学研究を志す若手者、大学院学生、企業研究者等を対象とした研修セミナー(日本睡眠学会第16回「睡眠科学研究講座」)を開催しました

日時:2012年7月1日(日) 9:00〜17:00
場所:東京医科大学病院 教育棟5F講堂 
募集人数:100名
参加費:5,000円

テーマ「画像の進歩と睡眠科学への応用」
1.ポジトロンエミッショントモグラフィー(PET)による脳機能解析と睡眠研究への応用
  尾上浩隆(理化学研究所・分子イメージング科学研究センター)
2.脳波とfMRIの同時計測による睡眠時脳活動のイメージング
  宮内 哲(情報通信研究機構・未来ICT研究センター)
3.睡眠・覚醒移行期の脳波トポグラフィの変動
  田中秀樹(広島国際大学・心理科学部)
4.神経科学における次世代近赤外線スペクトロスコピー
  星 詳子(東京都医学総合研究所)
5.脳磁図研究の最前線:特に睡眠中の脳活動解析について
  柿木隆介(自然科学研究機構・生理学研究所)
2012/06/24

不眠症の認知行動療法ワークショップのご案内

日本睡眠学会教育委員会セミナー「不眠症の認知行動療法」ワークショップを開催しました。不眠症に対する認知行動療法の理論と効用について説明するとともに、その中核となる技法を実習しました。
日時:2012年6月30日(土) 13:00〜19:00
場所:パシフィコ横浜
講師:岡島 義
対象:初級(定員100名)
料金:7,000円(日本睡眠学会第37回定期学術集会参者は4,000円)
2012/04/24

第9回産業職域睡眠セミナーのご案内

日時:2012年6月29日(金)18:00〜20:00
場所:神奈川産業振興センター 13F 第二会議室
対象:産業職域の医療従事者
参加費:500円(当日受付にてお支払い下さい)

テーマ:メタボと睡眠呼吸障害
司会:井上雄一(東京医科大学睡眠学講座/睡眠総合ケアクリニック代々木)

講演1:「Syndrome Z再考−疫学研究からみたメタボリックシンドローの源流としての睡眠呼吸障害−」
演者:谷川 武(愛媛大学大学院医学系研究科 医療環境情報解析学講座)

講演2:「睡眠呼吸障害とメタボ、CPAPで改善するのか?」
演者:津田 徹(医療法人友会 霧ヶ丘つ病院)

事例検討会

共催:産業職域睡眠の会/医療法人社団絹和会/東京医科大学睡眠学講座
アルフレッサ ファーマ会社/田辺三菱製薬株式会社/株式会社MAGnet

お問合せ・お申込み先
第9回"産業職域睡眠の会"セミナー事務局(アルフレッサ ファーマ)
担当:河瀬・畑・平野 TEL:06−6941−0306
2012/04/02

第17回日本睡眠学会 奨励賞を受賞しました

第17回日本睡眠学会奨励賞 非臨床系論文部門(非疾患対象)

Detecting deteriorated vigilance using percentage of eyelid closure time during behavioral maintenance of wakefulness test.
Abe T, Nonomura T, Komada Y, Asaoka S, Sasai T, Ueno S, Inoue Y.
Int J Psychophysiol., 2011, 82(3):269-74.