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2012/07/01

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市民公開講座の模様がNHKニュースで報道されました。
(NHK NEWS WEBより)
眠れない高齢者には"遅寝"も大切
6月30日 20時23分
日本睡眠学会の市民講座が横浜市で開かれ、高齢者の不眠の問題に詳しい専門家が、眠れないまま寝床にいると症状が悪化することが多いとして、いつもより遅く寝るよう心がけることも大切だと呼びかけました。

市民講座は、高齢化に伴い、不眠に悩む人が増えていることを受けて、日本睡眠学会が開きました。
この中で、国立精神・神経医療センターの三島和夫部長が、年をとるほど睡眠時間は短くなり、70代の人では実際には6時間ほどしかっていないのに、寝床にいる時間は9時間近くになるという調査結果を紹介しました。
そのうえで、「眠れないまま寝床にいるとストレスで不眠の症状が悪化することが多い。不眠に悩んでいる高齢者は、効果的な睡眠をとるため、いつもより1時間から1時間半程度遅く寝るといった工夫も大切だ」と述べました。
また、東京医科大学の井上雄一教授は、睡眠のリズムは、日光を浴びることで調整されるため、朝早く目が覚めてしまう人は、早朝の散歩を避けるなど光を浴びる時間を遅らせることが効果的とアドバイスしました。
講演した国立精神・神経医療センターの三島部長は、「眠れなければリビングで有意義に時間を使うなどメリハリをつけてほしい」と話していました。