教授 井上 雄一 挨拶
睡眠学(Somnology)と言うのは、睡眠障害の病態・治療研究にとどまらず、包括的な睡眠科学研究、さらに睡眠障害のもたらす社会的問題も取り上げ、これらを総合的に発展させて国民の健康を守ることに貢献しようとするものです。
90種類に達する多彩な睡眠障害に対しては、きめ細やかな治療、最新の薬物や器具による治療だけでなく、生活習慣の見直しや、きめ細やかなカウンセリングが必要になりますが、これらを実践することにより、より多くの患者様の症状を改善することが、私達の使命と考えております。
またさらに睡眠のメカニズム、病気の原因解明、さらに社会における睡眠への認識を向上すること、睡眠学専門の医師・研究者・技術者の育成に貢献すること、新たな治療法の開発にも貢献していきたいと考えております。
教授 井上 雄一
教授 井上 雄一 Profile
日本時間生物学会
World Sleep Society : Secretary (2016-2019)
Asian Sleep Research Society : Secretary General (2013-2023)
Member of World Sleep Society Nominating Committee (2022-)
Asian Society of Sleep Medicine : President (2024-)
教授 中山 秀章 挨拶
現代社会において徐々に睡眠の重要性に対する理解が進んできていますが、睡眠についてはまだまだわからないことが多くあります。
たとえば、睡眠時無呼吸は、非常に頻度が多く、また眠気などの症状や、いろいろな合併症の要因となることが分かっています。しかし、その治療としては、今までは、持続陽圧呼吸(CPAP)や口腔内装置などが、その重症度で選択されるのみで、大規模研究においては予後の改善や合併症の予防に十分な有効性を示せていません。それは、睡眠時無呼吸は単一なものでなく、ヘテロなものの集合体であり、画一的な治療法では十分でないことを暗示しています。つまり、個々の病態・症状や所見を考えての治療選択・方法が必要であり、臨床レベルでの普及が求められています。
私たちは、井上雄一先生とともに、臨床面からいろいろな睡眠障害についての研究・診療を通じて、睡眠についての謎や本質を探究していきます。そしてその知識をより多くの医療関係者や患者、一般の方々に広め、共有することで社会に役立てていければと思っております。
東京医科大学睡眠学講座
教授 中山 秀章
教授 中山 秀章
教授 中山 秀章 Profile
スリープアプネアカンファレンス 代表幹事
